東久留米日記

時事メモやオモチャと文房具のリサイクルとかごみ収集の話とか

ローカルの共産党はウルトラ保守か


東久留米市では可燃ゴミはボックス収集です。

「ゴミ収集の有料化反対」についてのメモ。

(私は「絶対反対」では「ない」。うわっ、石を投げないでくださいぃっ)


地域(市議会)の共産党には頑張ってほしいのだが、あろうことか、有料化に反対するために「東久留米ではゴミ減量をする必要がないから有料化には反対(注 共産党市議団の公式)(埋め立て処分場に関連している)」とか「ゴミ袋を買うことになったら、スーパーでもらうレジ袋がゴミになってしまうから反対」とか言い出すのはなんとしたものか。だから「反対のための反対をしてる」と言われてしまうのに。

「ゴミ減量が目的の有料化」なら、有料化した自治体では有料化当初は確かにゴミが減るが、何年かするとゴミの量がリバウンドしてもとに戻る(ダイエットと同じ)ことを、少し調べれば資料はあるはずなのに、そういうことはデータとして広報しないのか。

多摩の26市でどれくらい有料化やボックスの廃止が進んでいるかについて、共産党の支持者の人達には伝えていないのではないだろうか。

本気で有料化阻止するつもりなら
「多摩の26市のなかで東久留米市だけは有料化を踏みとどまる」という俯瞰的視点に立ち、他の市による有料化の実施例をあげて、有料化しても何年かするとリバウンドしてゴミの量がもとにもどるとか、(もしかして)市民のモラルが落ちて不法投棄が増えるといった新たな問題が生じたか否かなどの検証をして、「だから東久留米市では有料化しない」という理念を構築するくらいはしようよ。


(周回遅れで走っているうちに先頭になることもあるのと、上にあげた理由により、単純に「有料化賛成」とも言えないです自分)

(ボックス収集もかつては時代の最先端だったのですが、これは「ゴミの減量につながらない」ので、どこもやめているんです)


テナントが沢山入っている365日営業のデパートで、ある店だけ、「うちは従業員の福利厚生を考えて土日を休みにする」と、その店だけが土日を休んでもうまくいかないし、逆に全部のテナントが足並みを揃えて「毎週火曜日は休業する」と決めたのに、ある店だけが「うちはお客様のことを考えては休日を作らない。365日営業する」と一店舗だけ営業してもうまくいかない。
(ということを、私はNHKの「資生堂ショック」報道の時に学んだ)
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東久留米市以外の多摩27自治体では半分以上が有料化していることになぞらえている。

他市が有料化してるのに東久留米で無料を続けるなら、東久留米にわざわざ捨てに来る他市の住民が現在もいる。ボックスという、いつでも「誰でも」利用できる箱を24時間365日用意しているのだから当然だろう。
少なくとも幹線道路沿いなどでのボックス収集はやめるべき。

そういうことも、共産党はボックス収集の是非については目をつむりたいから言わない。

いや他の市議会派だってわざわざそういう提言をするところはないと思うが、「ゴミ減量」を掲げるならボックス収集でゴミの減量ができるのか、分別がどれくらい守られているかについて検討し、言及しないわけにはいかないと思うが。

そこらへん、絶対にボックス収集の見直しなどあり得ません‼、という共産党支持者が一定数いるのは確かだ。

(実際は、ゴミ対策課の努力で、可燃ゴミ収集ボックスはだいぶ減ってはいる)


注 他市で有料化になってないときから、東久留米市ではボックス収集なので、そういう不法投棄があった。駅の周辺で、それが理由でボックスを撤去した箇所もある。(地域外の人が駅に来る途中でゴミを捨てていくから)

大門町自治会では、自治会としてゴミ対策課に申し入れてボックス収集をやめて袋収集に変えてもらった。と、自治会の会長さんが説明して下さった。

(20年前のボックス収集と違い、いまの回収車は袋収集とボックスの兼用可能な車体が導入されているので、そいうことが可能)



有料化についての話し合いで、町のデザイン(ボックス収集でいいのか)(ボックス収集でゴミの減量はできるのか)やゴミ減量の方法を話し合うとか、空き家問題や町作りについての関心が広がると面白いと思っているのだが、共産党の人たちは単純に「有料化阻止」しか念頭にない(と思える)ところが非常に残念だ。

台所の生ゴミの堆肥化
不用、壊れた瀬戸物の多治見市への搬送
台所の廃食油を集めてリサイクル

それらに参加して一緒に広げてほしい。

まちサポでも環境フェスの実行委員会でも暮らしフェスタ(旧名は消費生活展)でもいいから足を踏み入れてほしい。実行委員会に参加してください。

市民生活館があったときにやっていた子供用品のリサイクル、あれを別のやり方でいいから復活させて、回収した不用オモチャでオモチャ図書館を設けて、「物をシェアする」を実践していけたら面白いのに。

児童館がこどもの不用おもちゃを受け付ける窓口になれる可能性があると思うがしかし
http://d.hatena.ne.jp/higasi-kurumeda/20141210/1418179389
2014,12月の時点は挫折しました。児童館はそこまで手を広げられないんです。「人」がいないから。「人」がいないんです。児童館には。

工作材料の不用品の提供も公には言ってはいけないなら、不用おもちゃとかも論外だろう。
もちろん回収ー配布の循環ルートの構築も行わなければならない。


共産党の市議会議員には、ゴミが多いのは子育て中の家族や10代20代のいる世帯で、高齢者世帯になると減るということを理解してほしい。

障害者が運営するリサイクルショップは皆、土日休みで平日も5時前に終了で、ショップ間の連携もないようで、「儲けることを考えてはいけない、商売っ気を出すとかはダメだ」という考え方や運営方法のありかたを少し見直す方に話し合うことができないか。


11月11日(水)成美会館三階での学習会(講演会)では、最後に何かご意見があったらどうぞという短い時間があり、こんな意見もあった。
「近所のゴミの出しかたがひどいので、私はボックスの中や不燃ゴミの日に出されたゴミを開いて分別したり、場合によってはリサイクルできるところに持っていったりしている。有料ゴミ袋になったら、そういったことが出来なくなると思うので困る」
こういう声もスルーしないでほしい。
(自分以外にもそんなことをする人がいるとは思わなかったので印象に残っている)


市では集団回収を奨励して報償金を出すのと市による古紙回収の同時平行をしている。これはおかしいとか、どちらかを見直すとかの発想とか制度や仕組みの改正の提案とかあってしかるべき。
中野区はやったんですよ。そして制度変えてゴミにかかる区の支出を減らしたんです。


共産党の支持者には、先日あらたに「東久留米市には実はお金があるんですよ」と企業の内部留保みたいに実は「市には金があるから」、「有料化をする必要はないんですよ」と、またおかしな理由を言われた。(今の時点ではおかしいと思う)

「市によるゴミ有料化は、ゴミの減量が目的」ではなくなったのか。

市がゴミ収集を有料化する理由は、市民が市が発売する有料ゴミ袋を買うことにより、市の財政を潤すため、ということになったんでしょうか。

自分なりに話を推定すると、市がゴミ有料化したい理由は「市の財政が逼迫しているからゴミ収集を有料化することで、市民によるゴミ袋購入という新たな税収の道をつくること」ということになったんでしょうか。「しかし東久留米市には実は内部留保があるから、そういう増税は必要ない」ということで、共産党は反対するのだ、ということでしょうか。


と、ここに来て気がついた。

共産党というのは「革新系」ではなかったか。

しかし、現行のボックス収集+無料のやり方を絶対に変えたくないし、ボックス収集の見直しなんて死んでもやるものか、ゴミの減量のために何かを始めるなんて考えたくもない、という「何も変えたくない」オーラをまとっている共産党のなかの一部の方々は、ある意味ウルトラ保守といえるのではないか。

(そうか、実は保守だったんだ…… 市井の人々だものな……)

東久留米市も他の市のように変えなくちゃ……と有料化に賛成の自民会派と公明党会派のほうがある意味「革新」なんでしょうか。(違)


メモ……
外務省なにやってんすか。

歴史問題シンポジウムに参加するため訪日予定の中国人12人に日本政府が入国査証(ビザ)を発給しなかったことが26日わかった。外務省は理由を明らかにしていない。:朝日新聞デジタル https://t.co/2ogEJhj4BM