東久留米日記

時事メモやオモチャと文房具のリサイクルとかごみ収集の話とか

マンガとかワンピースとか


↑中央図書館に入っていたので借りた。

日本まんが 第参巻: きらめく少女の瞳

日本まんが 第参巻: きらめく少女の瞳

地味な装丁だが中は里中美智子、竹宮恵子萩尾望都高橋真琴楳図かずお各人との荒俣宏のインタビュー兼対談で、70年代、80年代にマンガで育ってきた人にはとても面白く読める。

里中満智子編は
「どうしても描きたかったのは、自分で考えて生きて、決心できる女の子」

里中さんの高校1年での新人マンガ賞第1号のデビューが当時どれだけマンガ家や読者に影響を与えたかという話や、里中さんが日本人の民間宇宙旅行者の第一号になっていたかもしれない(25年前)(意外な一面)話や、数年前に国からというか麻生議員から突然マンガの殿堂をつくろうというという構想が出てつぶれたが、実際のマンガの現場の人たちは至極真面目に考えている話(「国が運営するマンガ喫茶」ではない)なども。荒俣氏も同じ時代を呼吸してきた博覧強記の方なので引き出しも多く、インタビューであると同時に対談である。

マンガ読者だった10代の一条ゆかりさんも、里中さんのデビュー作を読んで「これなら自分のほうが(絵が)うまい、自分はマンガ家になれる」と思いマンガ家をめざしたと(笑)。

里中作品では「なかよし」の「6月4日月曜日」、「少女フレンド」の「明日輝く」が印象に残る。私は日本人が満州から引き揚げたとか、マンガで知ったのでした。

祖父母と同居したこともない都会(笑)の核家族の子供は、身近なところにそういう歴史を語る大人なんて見たことがないのである。


座右の銘
■★★★
「趣味に金をつぎ込んで何になるのか?」と問われる事があるが「私が元気いっぱいになる」という絶大な効果があり、この効果を生み出せる事柄および人物はこの地球上に片手で数えるほどしか存在しないし、そんな質問をしてくるお前には私を元気にする能力は1ミリもないので黙れ。
Astro-Kha! (@CHEVRON_SPINDLE) 2015, 6月

絶版マンガ図書館
http://www.mangaz.com

メモ9月8日NHK朝ニュース東京市町村自治調査会 多摩地域
http://mw.nikkei.com/tb/#!/article/DGXNMSFB0501R_V00C13A9000000/

■『手塚治虫と戦争』「もう二度と、戦争なんか起こすまい、もう二度と、武器なんか持つまい、孫子の代までこの体験を伝えよう(『手塚治虫講演集』より)」http://t.co/rWvRK5iQ8R
  ↑すごく力が入ってる作り。マンガも何点かはネットで全頁読めるようだ。私は昔「カノン」読んだときの衝撃が大きかったのでネットでは開かなかった。

東村アキコ | 浦沢直樹の漫勉 | NHK 貴重なペン先動画など未公開シーン満載! #漫勉
http://t.co/WAc8Kh6tMY

■hadajun @hadajun
こんなものができていたとは。国が本気だすとすごいね。すごく使える。ちなみに過去のジャンプの目次を調べていてたどり着いた。メディア芸術データベース(開発版)
https://mediaarts-db.jp

日本マンガ学会第15回大会シンポジウム「はだしのゲン」の多面性 ツイートまとめ - Togetterまとめ http://togetter.com/li/840487

魔夜峰央作 差別の残酷さを描いた伝説の埼玉マンガ『翔んで埼玉』→衝撃の内容にザワつくTL - Togetterまとめhttp://t.co/ZnYPtbGGK4

 ↑
テレビとかで「ダサイタマ」という言葉が広がり、埼玉県が今の言葉で言えば「いじられ」キャラになった頃に描かれたように思う。それくらい昔に雑誌で読んだ覚えがある。閲覧者のコメントを読むとやはりそれ80年代だとか。

埼玉というのはあくまでもレトリックみたいなもので、差別がちゃんと面白いギャグになっていて、差別の馬鹿馬鹿しさと怖さが出てる。これは今出版したら、すごく面白いのに、「埼玉をバカにするなー」と真面目に受け取って怒る向きが確かに現れそうだ。だから、出版は難しい、か。

埼玉を差別するマンガではなく、差別をギャグにしているマンガです(念のため)
新潟県出身の魔夜先生からすれば何で小さな差異でことさらダサイタマと言っていじめるのか馬鹿馬鹿しく思えたからでしょう。

安田理央@mesitsu
書きました。マジ、ここは天国ですよ。「立川の銭湯「梅の湯」で、1万冊の漫画と風呂あがりの生ビールの“ヒョイ飲み”! 」http://t.co/qy2NfblKc6
 ↑
新聞の地域版で見た場所が…うらやましい…

マンガではないけど面白い話。
■佐藤龍一 @RyuichiSato
小中学生にダンスを教えている先生が書いた「いつまで経ってもダンスが上達しない生徒の共通点は、自己評価が高いこと」という内容の記事を読んだ。「進歩が見られない子の自己評価は驚くほど高い」「脳みそを使わない反復練習はただの運動」
http://t.co/uWP1lRXN3G

■歴史を現代風にパロディした本の作者さんのツイッターを発見したv
https://mobile.twitter.com/numrock/tweets


追記 9月24日
‏@doku_f あとこれは聞いた話だが、外国語→日本語よりも日本語から英語や他の言語への翻訳機能がGoogleではかなり向上しているらしいのだが、その理由が日本の漫画やアニメを読むための膨大なニーズを背景に凄い量のフィードバックが翻訳性能向上に貢献しているかららしい。


■WJ
自分、ワンピースのためのにWJ買っている。夜弥さんにならって自分で副題をつけるなら… 
第798話 “「コラさん」と「ロシナンテ」”
コラさんちょっと再登場で嬉しい(回想であっても)。泣。

ローとセンゴクの邂逅。
お互いにいつか会わなくてはいけない、そして、聞きたい、言いたいと思っていた。「ロシナンテ」の死んだ理由を。「コラさん」が自分(ロー)の恩人であることを。
コラさん(ロシナンテ)について、彼の素顔を共有し語れるのはお互いしかいないから。(ベビー5もいるが、そこまで深くコラサンさんに関わっていない)

センゴクから「おかき」をすすめられるが、そっけなく断るロー。

ローに言いたい。あのね、仲良しだから一緒にご飯を食べるのではなく、一緒にご飯を食べるから仲良くなれるのよ。もちろんそれくらいローは知ってると思いたい。
おかきを断ったのは、たださっさと本題に移りたいためのスルーか、海軍側の人間とは馴れ合いたくない、(精神的にも)距離を置きたい、嫌いだ、という態度表明で。

で、おかきを断られたセンゴクが、回想場面に行く前の「バリン」というおかきを食べる音に重なって、センゴクの「(ローに対して)食えんヤツだ」という無言の不満の声が私には聞こえました、確かに。

センゴクにすればローはコラさん、いや、ロシナンテの忘れ形見であり、ローがコラさんの死と引き換えに生き延びたことをある程度予想していたから、海賊であるローにおかきをすすめるのは、実は破格の待遇なんじゃないのか。
ロシナンテセンゴクにとって「息子のような特別な存在」だったなら、ローは息子の忘れ形見であり、センゴクにとってローは初めて会う不肖の孫みたいな存在なんでしょうか。

センゴクとしては「海賊」のローではなく、「ロシナンテの残したロー」に「おかき」をすすめたわけで、しかしすでに「珀鉛病の少年」ではなく「海賊」のローは、海賊の作法として「海軍の元軍人」のさしだす「おかき」を拒否した。いや違う、かつての「珀鉛病の少年」は、「吐き気がする政府の関係者」の差し出すものを当然拒否する。おかきを。
ここでローがおかきに手を出してくれれば、ローとセンゴクの距離は縮まったのに。それは無理な話で、埋めがたい溝の象徴、おかき。(そうなのか自分)


このあとのセンゴクの回想のおかげで、コラさんがセンゴクにちゃんと「海賊団に珀鉛病の少年がきた」ことを報告していたのを読者として知ることができる。
ローによる過去回想編では「子ども3人は、いくらイジメても出ていかない」というコラさんとセンゴクのやり取りがあったので、子ども3人=ベビー5,バッファロー,デリンジャーで、新入りのローの存在をセンゴクに伝えていない?とも思っていたが、さすがにコラさんもミルクを飲んでる赤ん坊(デリンジャー)をいじめてないとわかったのは良かったです。

ローはミンゴと戦ってるときに「コラさんの目的を果たすために自分は生きてきたんだ(要旨)」と自分に言っていたが、これは嘘で、いや、「後付け」、いや、”そう言ったことで、そうだったということになった”のではないかと私は言いたい。

戦いのさなか、「コラさんが引けなかった引き金を自分はひくためにこれまで生きてきたんだ(要旨)」と言った途端にローのそれまでの人生が、全部その言葉通りに意味付けられた、いや、それくらい自分の全てをかけないとミンゴは倒せないと思ったから、自分のそれまでの人生にそういう意味付けを施したんです。

ルフィと会った頃のロー、いやつまりワンピに登場した頃のローはまだそこまでの決心をかためていなかったように私は勝手に思っている。コラさんがローに自分の仇を討ってほしいなんて少しも思ってないことをローは本当は知っているから。しかしどこかでコラさんが自分にくれたものと向き合わないと、自分が本当に自由にはなれないことも知っていたから。

適当に忘れたふりをして、誰にも言わずにずっと抱えていた。
自分は本当はどうしたいのかと。

パンクハザード島でローが自分の船から単独でおりて半年こもっている間(施設からの情報取得というのは表の理由で)はローが自分の気持ちと向き合い、覚悟を固める為の期間だったと思うよ私は。


そしてルフィの協力でやっとミンゴに倒して自由になれたはずなのに、なのに、「コラさんが望む---の生き方なのかわからねえ」(ネタバレなので伏せる)などとローがセンゴクに言い出した。これはミンゴに相対するにあたって、ローが自分で自分を「コラさんの為に自分はこれまで生きてきた(要旨)」とそこでセンゴクに言ったとおりに自分を縛ってしまったため。自分で自分にかけた縛りが効きすぎて、解けない。

続く「あんたなら---のことを知っているんだろう、おれも---だ」というローの告白は、あろうことか海軍の元元帥に対して、自分はどうしたらいいのかというローの人生相談じゃないのか。それについて聞けそうなのはセンゴクしかいないから、そこんとこローとしてはちょっと必死だったような気がする。なにかを清算したいからセンゴクに会う気になったロー。

そしてローはセンゴクを通してもう一度コラさん(ロシナンテ)の思いと言葉を聞く。自分はとっくに知っていたことを、もう一度、センゴクの言葉で思い出す。

コラさんは見返りを求めてローに「命」と「心」を与えたのではない。 
「自由に生きろ」と言うだろうことを。
ローが知っている「コラさん」は、センゴクが知っている「ロシナンテ」であることをローはここに至って思い知る。ローは「コラさん」を喪ったが、それはローのためにセンゴクが「ロシナンテ」を喪ったことでもあることがローの身にしみる。
コラさん=ロシナンテが確かに重なり、二人とも同じ一人の男の記憶を共有し、彼を悼む。
不器用でドジッ子のコラさん。コラさん、大好きだよ。





はっ 石を投げないで下さいっ石をっ

(いやしかし、私はローが七武海になった時点でローとセンゴクはコンタクトとっているはずと思ったが、ローが七武海になった時点ではセンゴクは現役引退していたので無理だったことに今さら気がついた)
(もしもローがミンゴと相対する前にセンゴクと会う機会があったら、コラさんの代わりにミンゴを討つつもりだとか言い出すローに対してセンゴクは「バカなマネはやめろ、ロシナンテはおまえにそんなことを望んだのか(いや望むわけがない)(反語)」と、止めただろうなあと思う)



ピーマンのひき肉
http://cookpad.com/recipe/1434196