東久留米日記

時事メモやオモチャと文房具のリサイクルとかごみ収集の話とか

アメリカ×日本=ジャイアン×スネ夫? φ(..)

靖国神社参拝が「問題」化した経緯と、アメリカのアーリントン墓地との違い。付:靖国参拝での各国反応
http://matome.naver.jp/m/odai/2138833257598681801
 ↑すごいまとめ。ネットでは、歴史が専門の大学の先生や、実際の政治の現場に携わった経験のある方々も発信し、それらをまとめたファイルを設けてくれる方もいるので、とても有難いです。

これらのなかの指摘の一つ。
「太平洋戦争は欧米列強からのアジアの解放を目的とした戦争だった」というのなら、今回、首相の靖国参拝アメリカ、ロシア、EU、豪、中国、韓国、果ては北朝鮮まで次々に非難なり失望なり懸念なりが表明されていったなかで、日本を擁護する声明を出す東南アジアの国が一つもないというのはどういうことでしょう、という指摘はすごい。あ、親日国と言われる台湾の外交だけが「関係国は冷静に」と出していたようだ。安倍首相はASEAN諸国をAKBで接待したばかりでしょうに、ASEANからの視線は冷たかったようだ。

●米国の “Disappointed” はどれくらいの事態か
http://knagayama.net/blog/2013/12/28/how-disappointed-is-disappointed/

●『日本人はなぜ謝りつづけるのか』
http://www.h-yamaguchi.net/2013/12/nhk-fadf.html
「説明すればわかってもらえると脳天気に思い込んだり、自分は悪くないと子どもっぽく当たり散らしたりするのではなく、引くべきところは引いて、仲間を増やして、絡み合った糸を1本1本粘り強く解きほぐすように個々の問題に取り組んでいくことが必要」

アゴラ 言論プラットホーム
http://agora-web.jp/archives/1575133.html
「国や組織による空疎なスローガンが、私たちの生活の現場では混乱の種になることを、太平洋戦史を見て考えた方がいい。」

●読売新聞が靖国参拝を批判する社説をのせているのが不思議な感じ。
ドイツについての報道
「AFP通信によると、ドイツ政府のシュテフェン・ザイベルト報道官は30日、記者会見で、安倍首相の靖国神社参拝に関連し、全ての国が第2次大戦の過去に誠実に向き合うべきだとの認識を示した。
報道官は「日本の内政問題についてはコメントしたくない」としながらも、「誠実な清算こそがかつての敵国との『未来』を築くことを可能とする」と強調した。
(2013年12月31日09時58分 読売新聞)

愛国者の30〜40代男性の方々にとっては、生まれてこのかた日本はずっと謝ってばかりいるという印象なのかもしれない。そこらへんの感覚と石原慎太郎の「日本は世界の笑い者」という自虐的な感覚がシンクロするのかも。日本を笑ってる国などないのに。

追記
いや湾岸戦争のとき、日本は「世界の笑い者」になった。
しかし、それについては内田樹先生が↓こちらの後半の方で解いている。http://www.mishimaga.com/gaihu/019.html

12月

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■江川しょこたん
民主主義国家における報道の一番大切な役割は、国民に考える材料を提供することだと思う。それを考えると、今回の米国民世論調査の結果は、今さらの猪瀬叩きより、ずっと報じるに値するニュースだと思うけどね。2013年12月20日 - 9:22am

4面あたりにひっそり載せてよい記事ではないのでは? 
→米世論「日米安保を維持」急減 「重要パートナー」中国に抜かれる 外務省調査 - 朝日新聞デジタルhttp://www.asahi.com/articles/DA2S10889401.html

安倍政権になって、日米安保維持をすべきと考える米国民が22ポイントも急下落。アジアにおける最重要パートナーについても中国に逆転されている。米国との軍事同盟を背景に強気に出ている現政権の戦略を考えるうえで大事なこのことを、5面ベタでしか報じない毎日新聞のニュース感覚に驚く。

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■想田監督が指摘
極めて重要。米国民は「そんなにあてにされても」と敬遠しているのでは。
スネ夫(安倍政権)はジャイアン(米国)の名前をチラつかせて中国や韓国にやたらと喧嘩を売っている。ジャイアンが中国や韓国と喧嘩をしたいのなら彼も乗るだろうけど、現実は逆だ。だからジャイアンスネ夫にうんざりしている。そんなに喧嘩したいなら一人でやれ、と。そういう図かも。

普通に考えて、軍需産業の利権とかを持たない一般の米国人にとって、日本と中国のいざこざに巻き込まれるのは面倒かつ危険なだけだもんな。もっと言うと、日本のために中国と戦争をすることを、米国世論が絶対に望むわけがない。そして世論の後押し抜きに米国政府は決して戦争はできない。

米国人は大義(のようにみえるもの)には弱い。第二次大戦に参戦したのも真珠湾攻撃という「奇襲」があったからだし、アフガンも「テロとの戦い」のため。でも、もし尖閣等で日本と中国がこじれたとき、米国民が中国との戦争を望むに足る大義(のようにみえるもの)はない。僕には思いつかない。

これが外務省が発表した米国の対日世論調査・元データ。興味深いことに、サマリーでは「日米安保を維持」が急減したこと等に触れてない。外務省にとっては触れられないほどショックだったのかな。mofa.go.jp/mofaj/press/re…
面白いのは、「日米安保条約が日本と極東の平和と安定に貢献」はあまり落ち込んでいない。その一方で、「日米安保条約を維持すべき」が急落している。これをどう解釈すべきか。条約の存在意義は認めるけど、最近の傾向は嫌だな〜ってことか?mofa.go.jp/mofaj/files/00…

いずれにせよ、米国人が中国をアジア最大のパートナーであると認識している事実を、日本人はきちんと認識すべきだ。米国にとって中国が敵国であるかのようなイメージを持っている日本人がいまだに多いが、それは現実から全く遊離した時代錯誤的思い込み。mofa.go.jp/mofaj/files/00…

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■山崎先生も
先日のNTYでも現政権が改憲案で基本的人権の項目を一部削除した事が指摘されていましたが、現政権は人権問題を蔑ろにすることの対外的影響を軽視しているように見えます。安保条約は参戦義務ではないので、議会=国民が「助けるに値しない」と思えば発動されない可能性がある。

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ユニセフはテロ組織だった!(違う)
「テロ防止」の名目でにこんなことまで… →<英米ユニセフなど慈善団体も盗聴 CIA元職員の資料(毎日新聞) - Y!ニュース
組織が自己目的化して、仕事のための仕事を作る状態になるのでは。

■江川しょこたん
戦前の日本に批判的な人の話を子どもに聞かせたのはけしからんとゆうことか? →県議会文教委、朝霞高の台湾修学旅行を問題視 指導徹底を決議 戦前の日本に批判的な人の話を子どもに聞かせたのはけしからんとゆうことか? →県議会文教委、朝霞高の台湾修学旅行を問題視 指導徹底を決議 http://www.saitama-np.co.jp/news/2013/12/18/01.html

キジトラニャンコさんも
ほっておけば、これから安倍自公政権のもとで全国で起こっていくであろう異常な弾圧の先取り事例。生徒たちが台湾への修学旅行で現地の人に戦争体験を聞いたことを、偏向教育と攻撃し、全生徒の作文提出を要求。埼玉県の自民党県会議員。

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山崎雅弘先生
文科省審議会は、歴史や公民等で政府の統一的な見解がある場合、それを取り上げるよう改正する内容の報告をまとめた「全ての教科で、愛国心等を盛り込んだ教育基本法の目標に照らし重大な欠陥があると判断された場合、不合格にすることを明記」http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131220/k10014001401000.html

NHK-BSで今放送している「ワールドWave」という番組で、ロシア政府が進めている歴史教科書の検定制度が紹介されていた。政府の認識を反映した歴史教科書をロシア全土で統一使用するという動きで、プーチンが「歴史教育には愛国心が必要だ」「自虐史観はもうやめよう」と力強く演説していた。

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↑ロシアも同様でしたか。愛国心とは「国家は過去も未來も現在も誤りをおかさない」という共同幻想を敷くこと、でしょうか。

●データえっせい: 青年期の自殺の国際比較
http://tmaita77.blogspot.jp/2013/12/blog-post_29.html?spref=tw「死因中の自殺比,自殺率とも,日本がトップですね。その次は,お隣の韓国。この東アジアの2国と欧米4か国の間に断絶があります。」
落合洋司
視点を変えてみる、柔軟に幅広く物事に対処する必要を感じる。
→「桃太郎に殺された」広告の衝撃 ★★★★★

http://news.livedoor.com/article/detail/8391962/

それにしてもーーー
よしりんまでーーー
http://sp.ch.nicovideo.jp/yoshirin/blomaga/ar423646
■Ken ITO 伊東 乾@itokenstein
ワシントンポスト安倍晋三さんを「歴史に直面できない無能者」と明確に規定しています。読んでみて下さい。すでにまともな話が出来る相手ではない扱いに入りつつあるのかもしれません。http://www.washingtonpost.com/opinions/shinzo-abes-inability-to-face-history/2013/04/26/90f5549c-ae87-11e2-a986-eec837b1888b_story.html
■"シンガポール外務省の報道官は29日、安倍晋三首相の靖国神社参拝を「遺憾だ」とする声明を出した。シンガポールは、日本とも中国とも常に同じ距離を保つ外交方針を取っており...明確な立場を示すのは極めてまれだ" / “【首相靖国参拝】…” http://sankei.jp.msn.com/world/news/131229/asi13122918410002-n1.htm?view=pc

靖国参拝というオウンゴールをやってしまった安倍総理 - 大西宏 #BLOGOS http://blogos.com/article/76768/

2014,01 追記
[特派員コラム] 我らが内なるヤスクニ/キル・ユンヒョン
http://japan.hani.co.kr/arti/opinion/16402.html