東久留米日記

時事メモやオモチャと文房具のリサイクルとかごみ収集の話とか

「天才でごめんなさい」のひと

なんというか、これは官製の芸術論でしょうか。
https://twitter.com/OkmtEli/status/299779691806593024/photo/1
こういうレクチャー(?)に対して
会田誠 ‏@makotoaida「このレクチャーが何なのかわからないけど、確かに万人を幸せにする表現はない。僕はこれを読んで吐いた。」

●さかぎしよしおう @sakagishi「 国が考える芸術。これは相当凄い。戦争に向かっているとしか思えない。」「東京芸大でやったイベントだそうだけど、これ、こんな愚劣なこと言われて現場にいた人たちは、職員も学生も、「何言ってんだ」ってヤジ飛ばすぐらいの態度を見せたのかなぁ。表現に関わる者として。 http://amc.geidai.ac.jp/bunkachouka/

この芸大イベントのレクチャー(?)を見て、「どこがおかしいの」と思う人はある意味とても健全な人だろうが、そういう人は芸術なんてものに触れてはいけないんじゃないか。

いや、むしろ触れるべき人かも。いやしかしそういう人が触れた場合に、会田誠の「天才でごめんなさい」展の18禁(18歳以下閲覧禁止)部屋の展示を見てひっくり返り、非難轟々、抗議するようなことが起きたんじゃないのか。

昔の手塚アニメのエンディング「♪歯磨き好き♪勉強好き♪〜♪そんなヤツが悟空の大冒険に♪来てみたらひっくり返ってびっくりかえってポイてなことになってしまう♪かもね」という感じなのかも。

以前、CAP(子どもが暴力から自分を守るためのワークショップ)関係の某サイトの掲示板に「CAPを推進する人は、18禁みたいな汚ないモノの撲滅にも当然尽力すべきだ」という考えの方がいらした。

 私はその方の意に反する書き込みをし、「○○さんがそんなことを言うなんて!!!」と、大変傷つけ、かつ失望させてしまったことがある。CAPの普及Howtoのようなサイトを作った人が18禁や腐女子の味方をするなんて、ありえないと思ったのだろう。ネットでは年齢がわからないから、もしかして、真面目な中学生だったのかもしれない。

今で言えば、”反原発のヒトは当然反自民党で、当然反天皇制で、当然反…反… ”というふうに、世の中を二分して考える世界観だったのだろう。

あなたには大変失望したと言われて私だって傷ついたが、今思うと、彼女(?)にとって、自分と同じ側だと思っていた人がそうとは限らないことを深く認識するための「通過儀礼」として必要な失望だったのでは。(>考えすぎ)


(余談「尊皇」と「攘夷」も最初は別々の政治思想だったのに、合体して「尊皇攘夷」になったということを学校では教えてくれないし、(合体したほうが「自民」と「民主」をあわせて自民党55年体制)を作ったように勢力拡大につながるからか?)学校では歴史の年表を暗記させても、世界観の持ち方を教えてくれないから、今だって、ユダヤ陰謀史観にあっさり乗る人をだしている。)

とにかくそれ以来、ネットでは「混ぜるな 危険」を座右の銘にし、オタクな話はこういった方面の板にはあまり書かないように気をつけている。