東久留米日記

時事メモやオモチャと文房具のリサイクルとかごみ収集の話とか

[その他]在特会のデモのメモで怖い話(未整理)

新大久保で反韓デモに遭遇した人たちの感想まとめ

http://togetter.com/li/438120

ショック以上にダメージを受けた自分。

NHKクローズアップ現代で昨年取り上げられた、在日韓国人の特権を許さない日本人の会だったか、略して「在特会」のデモがまたあった。読んでみると怖い。同じ日本人として恥ずかしいというか威嚇された韓国の方たちに申し訳がない。

これはオウムに走ってサリン事件を起こした若者達と同じように社会病理の一つとして考えていくべきではないだろうか。なんとかしないと、地下鉄サリンのように何か起きてからあれこれ言っても遅い。

「何か起きてから」の「何か」とは、笹子トンネル事故や大阪・桜宮高校のような犠牲者がでる事態のことで、被害が出ないとそれが社会の問題として認知されないのは困る。

(監督の暴力が原因で亡くなった生徒は悪いことをして体罰を受けのではないのだから、これに「体罰」という言葉を使うのは間違っていると、夜回り先生こと水谷氏の発言で気が付いた)

 しかし、反韓デモの参加者に馬鹿なことはやめなさいといっても聞いてくれないだろうと思いながら、ふと、この人たちは自分とまったく無関係な心性を持った人間なのか、いや、そうでもないような部分がひやりとしたので、とりあえずモヤモヤを吐き出しておく。ダメージを吐き出してみたら、どうみても「自虐の詩」なので、興味のある方は空白をマウスでスクロールして下さい。「怖い話」というより、これは読む人によってはとても気分の悪くなる話だと思うので、適当なところで閉じてください。毒吐きネットワークについての毒吐きなので。

これは勝手な妄想です。念のため。

在特会」についてはルポルタージュの本も出ていて、新聞の書評でも。
自分が仕事も恋愛もどうもうまくいかない。うまくいかない、不遇の身にあるのは、自分が得るべきモノ(財産だったり恋愛だったり地位だったり尊敬だったり安心だったり)を誰かに奪われているからだ、自分が得るはずの物を不当に横取りしているやつがいる、そいつらを排除しなくては、成敗しなくては。(岸田秀にいわせたら多分こんな感じになるのでは)

だとしたらこれはもしかして、アイドル藤波心ちゃんに脅迫のツイッターを送り続けて訴えられた女の子とも通低する心性なのではなかろうか。

 美空ひばり(だったかな)が若いころのステージで、客席から硫酸の入ったビンを投げつけられる事件があり、投げつけたのはひばりに嫉妬した女性で、「自分が持っているはず」で自分が受けるはずだったように感じている歌手の美貌や歌声や衣装や尊敬や声援や栄光か何かをひばりに「横取り」されていると勝手に嫉妬しての所業だった。

 現代は硫酸の入ったビンの代わりにツイッターで、24時間いつでも嫉妬を基盤とした悪意の言葉を投げつけることが出来るし、ツイッターその他でアイドルもフツウにご飯を食べたりテレビを見たりしてるフツウの人間だということが流れてくるから余計に腹が立つだろう。スターが自分と変わらない(ように思える)等身大の人間なのに、なぜあのコは私ではないのだろうと。自分と代わらない年頃の女の子なのにあのコがなぜ自分が得ているはずのものを得ているのかと。

 人は空を飛べないからといって鳥に嫉妬したりしない。

 岸田秀「嫉妬の時代」にいやな言葉があった。

 「人は遠くの人より近くの人に嫉妬します」

 藤波心ちゃんにお前なんか死んでしまえメールを送るのは、心ちゃんのように可愛くて人気があって自分の言いたいことを言って自信があって、皆から注目されるその場所は本来自分がそこにいるべきで、自分のはずだったのに。それを藤波心ちゃんに対してなんであんたがそれを持ってそこにいるのよあたしが持っているはずのものを「横取り」しやがって見せつけやがって、目ざわりだ死んでしまえ、そしてその場所をあたしに譲れ、という嫉妬と憎悪。(二次創作的)

 心ちゃんに嫉妬するそのコは心ちゃんと同じ年で、少し可愛いくらいで、プライドの人一倍高い女の子なのではなかろうか。

 在日の人の特権を許さない会のひとも自分が持てるはずのものを持てないでいる気がするのは、それを不当に横取りしている不埒な外国人たちがいるから。同じような人が集まったのか、誰かがそういうストーリーを思いついて、それが次々感染していったのか(攻殻機動隊か)、それで毒吐きネットワークみたいなものができてしまったのかどうか。

(毒吐きネットマナーサイトとは関係ありません。為念)

新大久保での乱暴狼藉は、同じ日本人にも向けられ、たとえば韓国グッズを持っている女性がいると、嫌韓デモの男性はそのグッズを取り上げて地面に叩きつけ、さらに足で踏みつけるといった行為が目撃されたという。

 これはその行為をした男性にとって、自分がその韓国グッズのように人から求められ所有され大事にされ可愛がられ注目を集め・・・るはずなのに、その場所が別のもので占められていることに対する「怒り」による行為と分析できるだろうか。(岸田秀ならそんな感じ)

 目撃者のツイッターの中に「あそこで示威行動をする男性にも、家に帰れば愛する家族がいるだろうに」というのがあったが、愛する家族・・・親や兄弟や恋人や妻や子供や仲間や友達、といったものがひょっとしたら、無い、から、嫌韓デモをしてるんじゃないだろうか。いや、自分はとても失礼なことを言っている。でも予測と仮説を立ててから検証していくのが社会学で。ええと。

 これはデュルケルムの自殺論で自殺する人についてのあらゆる要素をしらべ回ったら、奥さんのいる人よりいない人のほうが自殺するなどのようはマイナスのほうの特性にいく場合が多いのと似たようなのを考えただけで。本当のところはどうなんだろう。
カオナシのように千尋に「お父さんやお母さんはいないの?あなたを心配してくれる人はいないの?」と尋ねられたら、瓦解してしまうのではないだろうか。
すべて私の妄想にすぎないです。あの人たちはいったい一人一人どういう身の上にあるのか、どんなことを考えているのか。

嫌韓デモをする人たちに嫌韓デモをやめてもらうには、嫌韓デモをしなくていいくらいに幸福になってもらうしかない。そのためには、どうしたらいいんだろう。とりあえず今日は社会福祉協議会のほうに広報の感想メールを送った。
私の作ったグループが社会福祉協議会に支援を求めたン十年前、「今まで障害児の保護者の手助けをした。次に共働きのお母さんたちの支援をした。専業主婦のお母さんたちの支援をするのは初めてです」と言われた。

 時代によりニーズは変わる。
 昨日の強者は今日の弱者かもしれない。

 在特会の人たちのデモの矛先は脱原発デモにも向けられるので、なんとしても在特会の人たちには在特会しなくていいくらい幸福になってもらわなくては困る。

 在特会の人たちの幸福とは北朝鮮や韓国が地上から消滅することではないだろう。
 もしも核実験の失敗とかで北朝鮮や韓国や中国が地上から消滅したら、一番困ることになるのは在特会の人たちではなかろうか。

 どうやって説得すればいいかのシミュレーション。
 たとえば「福島の被災者の気持ちを考えて、原発には反対すべきだ」という説得があったとする。
 すると「あいつら、原発のおかげでさんざん利権で食ってきたくせに」と言う。
 飯館村のような利権の恩恵に与らずに暮らし酪農してきた被災者に対してはどう思うか。
 「家があって土地があって仕事があって故郷があって先祖の墓があって自然が会って家族があって仲間がいて、今までいい思いしてきたんだろう」というふうに、「嫉妬することができる」のではないか、あの人たちは。

 都市住民による地方のムラ住民に対するルサンチマンを吐き出すのではないか。

 などと、勝手に、かの人たちに「なり代わり」の妄想毒吐きをしてみる自分。(>南伸坊っすか!)これは自己投影だとわかっている。

 きっと、心の中が禿山で。はげた山はすこしの雨でも土砂崩れを起こして洪水が起きる。木が沢山植わっている山は保水能力があってやたらと土砂崩れが起きない。森の木々に該当するのはマンガやアニメや友達や同じ言葉を話す仲間や好きな歌や小説や家族や気晴らしなど。

心の山に木を植える。保水能力を高めよう。心の体力。。もう寝る。おやすみなさい。
すべて寝る前の妄言で戯言です。
メモ
●ニュース米兵、自殺が戦死者上回る 昨年過去最悪に
「 【ワシントン共同】15日付の米紙ワシントン・ポストは、昨年自殺した現役米兵が349人と過去最多を記録し、アフガニスタンでの昨年の戦死者(229人)を上回ったと報じた。
 国防総省は2001年から自殺者の集計を開始。06年から増え始め、09年に310人となった後に減少したが、昨年再び急増した。」

●「体罰は日本の伝統」への反証。フェイスブックに加入(無料)してる人は閲覧可能。 
どろのりかず ‏@dndoko2011
体罰と日本の伝統文化 http://m.facebook.com/story.php?story_fbid=152481811569325&id=100004225208731&guid=ON
近代以前は子どもの死亡率が高い由。

「日本人は小さいうちは甘やかして、大きくなるにつれて厳しくするから、電車の中で子どもが騒いだりする。外国の子どもは騒がないでおとなしくしてるのに、日本人はだめだ」なんちうことを、昔何かで読んだ。

最近になってやっと少し「男は外で働き女は家庭を守る」は高度成長期に誕生した、サラリーマンと専業主婦という特異な形態といわれるようになったが、「体罰の伝統」についても、いずれ正しい認識がされるようになるのではないか。ならなくては。

「つりキチ三平」の矢口高雄の自伝的なマンガ、もはや民俗誌でもあるマンガを読めば、農家で「男は外で働き、女は家庭を守る」の働き方はありえんとわかる。日本列島に住む人の9割が百姓の時代に農家の女性が畑仕事免除だったなどという話はないよね。

●色平哲郎 ‏@IROHIRAT
愛知テレビ、堤未果さんの「政府は必ず嘘をつく」をもとに放映 その一部、TPPの部分 http://www.youtube.com/watch?v=Uia-koQv2cQ&sns=em … "TPP"の恐ろしさの一部と"ISD条項"について 放送にとりくんだテレビ局への風当たりが強い 励ましのメールをよろしく!!